葵祭は、祇園祭、時代祭とともに京都三大祭りとして知られています。
その起源は約1500年前と伝わっており、五穀豊穣を祈る上賀茂神社、下鴨神社の例祭です。
今回はInstagramで反響のあった、葵祭のphotoについて、撮影の設定条件や、こぼれ話などを綴りたいと思います。
はじめに、カメラの設定についてですが、これが正解的な話ではなく、この写真はこんな設定で撮りました的な話なので、設定などは参考値として考えていただければと思います。
目次
4年前の葵祭
こんにちは(⌒∇⌒)
京都四季の風景を中心に撮影しているmint Instagram @kt_lv_mintです♪🌸ご訪問頂きありがとうございます。
4年ぶりに催行された葵祭。楽しみにされていた方も多いと思います。私もその一人(⌒∇⌒)優雅な時代絵巻を四年前と同じく下鴨神社で待つことにしました。
こちらは4年前2019年葵祭のワンシーンです。京都御所は混雑が予想されるし、緑の中を行く行列を撮影したくて、10時過ぎに下鴨神社へ到着し、場所取りも余裕で出来ました。木などの障害物が少なく、周辺が緑で撮影しやすかったです。
今年の葵祭は久しぶりだし、きっと混雑していると思ったんですが、早く行けず、10時過ぎてから、下鴨神社へ到着。糺の森の4年前の撮影場所は既にいっぱいでした。。。😢
仕方なく、周辺をウロチョロ。。。何とか見つけた場所で行列が来るまで待機しました。
糺の森で行列を待つメリットって、なんと言っても涼しいんです。最近の5月ってもう真夏みたいな日差しの日が多いと思うんですが、ほとんどが日影の糺の森って待っていて涼しいし、新緑に癒されるし、世界遺産の中でゆっくり出来るって何とも言えない贅沢です。欲を言えば蚊が多いので、虫よけスプレーは持参した方がいいと思います(笑)
4年前に撮影した設定を確認したら、こんな感じでした。
SS1/1000 F5 ISO3200(ISOのみオート)
今とカメラもレンズも違いますが、SSは動きがある被写体に合わせて早くして、F値はレンズの最少を設定、ISOは日向や日影が交差するポイントだったので、オートにしたんだと思います。
下鴨神社で撮影した葵祭の話
11:40頃、行列の先頭が到着!
12時頃に斎王代が十二単に身をまとい、腰輿(およよ)と呼ばれる神輿に乗って、美しい笑顔を振りまいておられました。今年の斎王代に選ばれた方は、日本舞踊の五大流派、若柳流の名取で29歳、小中学校時に京都で過ごし、その後イギリス留学をされた国際派です。何ともお美しいお姿にうっとりです。
いよいよメインシーン(私的)の撮影!
そこで、見つけていた青もみじの隙間から、何とか行列にピントを合わせて、必死で連射撮影(笑)
その時の設定は、こんな感じです。
147mm SS1/1000 F5 ISO8000(ISOのみauto)
やっちまった。。。ISOが上がりすぎ😢上限が設定出来たかもしれませんが、まさか1万近くまで上がるとは…😢日影と日向が交差するシーンで、日影にピントが合ったのかも?AUTO設定は怖いな😨せめてISO1000前後で収まってくれたらよかったんですが。。。
普段ハイキーよりローキーで撮影することが多く、完全に白飛びしている部分があり、どうしようかと思いました😨でも、ふんわり感はあるし、まあヨシとしました。反省点は多々ありますが、Instagramにpostしてみたら、ふんわり感に反響があり、キョウトピさんにフィーチャーしていただけたので、良かったと思います♪
待ち時間の間、行列が通過するのを想定して、周囲の方に邪魔にならないようにいろんな角度からシミュレーション撮影をしていました。周りに方々は、鑑賞メインの方が多かったので、かなり怪しい動きだったと思います(笑)
そこで、障害物だと思っていた、青もみじの隙間から、行列にピントが合いそうポイントを見つけました。わかりやすい様に、青もみじにピントが合った写真を載せます。(青もみじが分かりやすい様に暗めに仕上げてます)振り返れば、この形の青もみじが手前にあり、なぜか主役にピントが合って、主役の顔にもみじがかからない写真が撮影できてかなりラッキーでした。動く人の撮影は一瞬なので、運がよかったのかもしれません。
他の写真の設定はこんな感じです。
青もみじの隙間から撮影した女人行列の様子です。
200mm SS1/1000 F5.6 ISO3200(ISOのみauto)
風流傘に直射日光が当たり、飾りの白い花が完全に白飛びしちゃっています。
165mm ss1/1000 F5 ISO8000(ISOのみauto)
こちらは多分日影部分が多く、明暗差が少なかったので、ISOが3200でおさまり、ハイキーになりすぎず撮影できたのかも。ご家族が声をかけられて、手を振る微笑ましいシーンでした。
135mm SS1/1000 F5.6 ISO3200(ISOのみauto)
最後に
今後の課題ですが、ISOをautoで設定する際は、上限設定できるか?確認する、もしくは、先にISOをマニュアルでなるべく低めに設定して、シミュレーションしておこうかと思います。
来年も葵祭を観に行けたら良いな~素敵なシーンを見せて下さった関係者の方々に感謝です♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回も撮影に特化して話してみました。
梅雨に入り、これからジメジメと暑くなりますが、熱中症にお気を付けくださいね(⌒∇⌒)
皆さんが素敵な時間を過ごせますように✨